ボブ・ギル 作
(Bob Gill)
アーサー・ビナード 訳
(Arthur Binar)
あと２週間で、誕生日になるアーサーは、お父さんのクローゼットで、赤いリボンの付いた箱を見つける。
自分へのバースデープレゼントと思ったアーサーは、箱の中身について、いろいろ思いを巡らす。
バースデーケーキ、輪投げのおもちゃ、ヨット、トラクター、ボーリングセット、クマのぬいぐるみ、チョコレート、チューインガム、リュック、日本の丸い提灯、絵の具のセット、パズル、マフラー、手袋、凧、スケート靴、テレビ、パソコン、ホルン、自転車の車輪、熱帯魚、ダーツのセット、時計、バレーボール
誕生日の前の日、ボランティアの女の人が訪ねてきて、お母さんと話ししています。
「めぐまれない子どもたちのために、おもちゃやゲーム、洋服を集めています。
アーサーは、クローゼットの赤いリボンの箱を玄関の方に運んで行きました。
「たべたリンゴよりも、あたえたリンゴのほうが、あとあじがいい。」（ふるくからのいいつたえ）と言う言葉が本の最初に書いてあったが、予想外の結末だった。
もらっていないプレゼントを人にあげるのは良いのかなと思った。
2012年9月10日 第1刷発行
発行所 株式会社ほるぷ出版
ISBN978-4-593-50540-1
C8797 \1600E