ヘレン・スティーヴンズ 作
(Helen Stephens)
さくま ゆみこ 訳
ライオンとアイリスという女の子がいました。
やさしいライオンは、市長の宝物を泥棒から守ったことがあり、町のヒーローになりました。
アイリスのお母さんとお父さんが出かけることになり、おばあちゃんが泊まりに来ることになりました。
おばちゃんを驚かさないため、ライオンを隠す必要があります。カーテンの後ろ？ベッドの下？いい場所が見つかりません。
いつも面白いものを持ってくるおばあちゃんがとっても大きな衣装箱を持ってきました。
おばあちゃんは、目が悪くて、ライオンをコート掛けや電気スタンド、タオル、ソファーと間違えたりしました。
ライオンが買い物についてきても気がつきません。おばあちゃんは、夜食用にたくさんの食べ物を買い込み、サンドイッチを作りました。
夜中に、ペチャペチャ、ガツガツ、クシャムシャ、ゴクンーと音が聞こえてきます。
鍵穴から、おばあちゃんの部屋をのぞくと、おばあちゃんが、衣装箱に、食べ物を放り込んでいました。
衣装箱に何か秘密があるようです。おばちゃんは教えてくれません。一体何が入っているのでしょうか？
衣装箱の中身が何か、ページをめくるのが楽しみになります。絵も楽しい絵本です。
2015年1月25日 初版第1刷発行
発行所 ブロンズ新社
ISBN978-4-89309-592-3
C8771 \1400E