樋勝 朋巳 作
犬のペロのお話だ。ペロは飼い主のお母さんが大好き。
お母さんは、ペロと散歩の途中いつもアクセサリーショップで立ち止まり、ネックレスをうっとり眺めます。
ペロは、なんとか、お母さんにネックレスをプレゼントしようと決心します。
ペロは、二本の足で立ち上がり、腰に赤いベルトを締め、青い首輪を外します。そして、お仕事を探しに行きます。
まず、整骨院で、マッサージのお仕事をしようとしますが、すでにお猿ちゃんがお手伝いしていました。
次に、郵便局で、切手を舐めるお仕事をしますが、切手を貼るのに時間がかかり、やめます。
サーカス団では、火の輪をくぐるのが怖くてできません。レストランでは、料理が美味しそうで、我慢ができません。
警察では、人を捕まえる勇気が出ません。できそうなお仕事が見つからず、海辺まで歩いて行きました。
海辺では、おくさんが昆布を干していました。ペロは、疲れて昆布の前で、寝てしまいました。
ペロは、目を覚まして、おくさんに昆布のお仕事を手伝わせてくれと頼みます。
おくさんは、ペロがお母さんにネックレスを買ってあげるためにお仕事を探していることを知って、ネックレスを作ることを提案します。
おくさんと砂浜で貝殻を拾って、糸を通して、ネックレスを作りました。
ペロは、ネクレッスとおくさんに貰った昆布を持って、お母さんの待つ家に帰りました。
立ち上がったペロが、かわいい絵本でした。
2018年6月13日 初版第1刷発行
発行所 株式会社小学館
ISBN978-4-09-726784-3
C8771 \1400E