第19週

ぼくって、ステキ?
(내가 예쁘다고?)

ファン・インチャン 文
(Inchan Hwang)
イ・ミョンエ 絵
(Myungae Lee)
おおたけ きよみ 訳

ぼくって、ステキ?
ぼくって、ステキ?(出版社サイト)

授業中、隣の席の女の子が、ぼくの方を見て、「すてき・・・」と言った。
「ぼくが、ステキってこと?」それってどういうことだろう?
なぜかわからないが、へんな気分だった。
でも、好きじゃないみたいだ。そこそこイケメンなんだから、ステキというのも間違いじゃないよね。
ステキってよくわからない。いい言葉だということはわかる。
教室で、隣の席の女の子が、友達と話ししている。「わー、すてき〜。私の席って最高。こんなにきれいな桜がバッチリ見える。」
ぼくは、急に顔が、カーッと熱くなった。廊下に走り出て、席には戻れなくなった。
ステキって言ったのは、桜のことだったのか。桜は本当にステキだった。
ステキなものを見ると気分が良いってことに気がついた。
勘違いが可愛い、そして、桜が美しい絵本だ。

2023年2月20日 第1刷発行
発行所 光村教育図書株式会社
ISBN978-4-89572-136-3
C8797 \1400E

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