イアン・レンドラー 文
(Ian Lendler)
パメラ・ザガレンスキー 絵
(Pamela Zagarenski)
山下 愛純 訳
(Azumi Yamashita)
イソップについては、よくわかっていないそうである。
2500年くらい前、ギリシアの近くのどこかで、奴隷の子として生まれたようだ。
奴隷たちは主人から恐ろしい目に遭わないためのおしゃべりの仕方を身につけた。
ご主人さまを怒らせないで、本当のことを伝えるたとえ話を使った。
イソップの物語は、力を持たない人たちに、不公平でつらい世の中を生き抜いていくための知恵を与えてくれるものであった。
掲載されているイソップの寓話は、
ウサギとカメ
オオカミがきた！
北風と太陽
キツネとぶどう
ロバと愛犬
金のたまごをうむガチョウ
キツネとカラス
町のネズミといなかのネズミ
アリとキリギリス
ライオンと彫刻
などである。
イソップ寓話とは知らず、子どもの頃から多くの物語を聴いていた。
イソップ寓話は、何百もあるようである。実際にイソップが語った話の他、長年の間に蓄積された話が育てられたまってイソップ寓話になったのだと思う。
絵も素敵な絵本である。
2023年2月1日 初版第1刷発行
発行所 株式会社化学同人
ISBN978-4-7598-2276-2
C8798 \2200E