小野寺 史宜 著
銀座に住むのはまだ早い（出版社サイト）
著者は銀座が大好きだそうだ。新宿や渋谷に行っても、カフェによってコーヒーを飲んで帰る。
好きになったきっかけは、大学時代に銀座の串焼き屋でアルバイトしたことだということだ。
できれば、銀座に住みたいと考えている。しかし、実際には、銀座に住めないとも思っている。
本書は、SUUMOタウンへ連載のため、家賃5万円以内で住めそうな町を巡って記したエッセイをまとめたものである。
足掛け3年で、23区全てを回った。
区を選び、SUUMOで、家賃上限5万円、ワンルーム、管理費・共益費込み、定期借家を含まないという条件で、検索し、良さそうな街を決めて、物件の周りを巡ってみる。
さすがに、５万円では、物件のない区では、なるべく上限を低くして探す。
探した物件のある町の最寄駅から、その町を散策する。公園や川、図書館、商店街、スーパーなどを見て回り、街の雰囲気を伝える。
散策の途中で、ランチを食べ、また、少し歩いて、カフェを飲むというスタイルだ。
また、図書館があると、自分の著書があるか、借りられているかが気になり、のぞいて見る。
どの町も住んでみたくなるエッセイでした。
2023年2月10日 第1刷発行
発行所 柏書房株式会社
ISBN978-4-7601-5492-0
C0095 \1700E