サラ・バルテール 文
(Sara Barthère)
オレリー・グラン 絵
(Aurélie Grand)
古川 萌 監修
松枝 恒典 翻訳
アーティストの伝記と代表的な作品を載せた絵本のシリーズである。
イタリアルネッサンスの天才芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチは、画家であると同時に学者でもあり、絵は、わずかしか残していないそうである。
レオナルドは、1452年4月15日、ヴィンチというイタリアの村で生まれ、小さい時から、自然を観察したり、絵に描いたりしたそうだ。
14歳で、フィレンツェに引っ越し、有名な芸術家アンドレ・デル・ヴェロッキオの工房で、絵や彫刻を学ぶ。
20歳で、「受胎告知」を描き、その力を示した。
29歳の時に、フィレンツェを統治していたロレンツォ・デ・メディチに雇われ、本格的仕事を始めた。
43歳-45歳の時に、フレスコ画「最後の晩餐」を描いている。
「モナ・リザ」は、51歳にフィレンツェに戻って描き始めている。67歳で、亡くなるまで、注文主に渡さず、手を入れていたそうだ。
レオナルドは、若いミケランジエロとも比較されている。
伝記や絵の説明は簡潔で、説明の絵も分かりやすい。レオナルドの作品も比較的大きめで、絵画の入門にも良いと思う。
2023年10月25日 発行
発行所 中央公論新社
ISBN978-4-12-005704-5
C8771 \1800E