第11週

エリックとマチルダ
(Eric and Matilda)

ミーシャ・リヒター 作
(Mischa Richter)
みつじま まちこ 訳

エリックとマチルダ(出版社サイト)

ユキガチョウのエリックは行進しているマチルダのことがことが好きになりました。
気づいてもらおうと、エリックもパレードに加わって、後ろ歩きしてみたり、逆立ちしたり、ガーガー歌ったり、翼を広げたりしますが、マチルダは黙って歩き続けています。
エリックは、どうすればいいか、森の賢者フクロウに相談します。
「大好きだよって、言葉で伝えればいいんじゃないかね?」と答えてくれます。
エリックは、パレードに戻ると、ユキガチョウの群れが、飛び立っていくところでした。
エリックも羽ばたき、マチルダを呼び、「君のことが大好きなんだ」と言います。
マチルダは、長い首で、振り返って言いました。
「エリック、最初から色々なことをしているのをみていた。でも、私ことが大好きだってことは、言葉で伝えてくれるまで知らなかった。私もあなたが好き。」
エリックとマチルダは翼を寄せ合い南へ向かって飛んで行きました。
エリックとマチルダのクチバシとミズカキだけに色付けしたシンプルな絵が特徴的です。
言葉で示すことの重要性を伝えています。

2023年2月28日 第1版第1刷発行
発行所 新教出版社
ISBN978-4-400-75008-6
C8716 \1800E

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