高橋 喜平 ぶん
薮内 正幸 え
冬から春にかけてののうさぎの生活を描きます。
雪と同じように白いのうさぎですが、いつ誰が襲ってくるかわからないので、耳だけはピンと立てています。
雪の下の木の芽や木の皮を食べて飢えをしのぎますが、いつ、くまたか、きつね、てんなどが襲ってくるかわかりません。
でも、野うさぎは、聞き耳がするどい長い耳と逃げ足の速い長い足を持っています。
冬毛が抜け、褐色の夏毛に変わる頃、こうさぎが生まれます。
こうさぎは、きつねなどの敵が迫るとおとなしくじっとしてやり過ごします。
こうさぎは、半月ほどで、巣から旅立ちます。
黒いペンだけで描かれた絵本であるが、存在感のあるうさぎやくまたか、きつねが描かれている。
うさぎの足が筋肉質で、逞しさも感じた。
1973年2月1日 かがくのとも発行
1995年4月1日 第1刷
2019年4月15日 第4刷
発行所 株式会社 福音館書店
ISBN978-4-8340-1927-8
C8745 \900E