万城目 学 訳
山田 和人 総監修
福田 智子 加藤 弓枝 同志社大学古典教材開発研究センター 監修
古典文学を読み解くシリーズである。
原文と直訳、さらに、万城目学の現代語訳が見開きのページに掲載される。
現代語訳は、万城目学の解釈も加えたわかりやすい内容である。物語を描いた絵もあり内容がわかりやすい。
原文のキーワードについての解説もある。
本書では、12のシーンについて掲載されている。
平安時代の恋愛事情や身分や仕事についての解説もある。
竹取物語は、平安時代初期（9世紀の終わりから10世紀はじめ）の作とされるが、作者は不明だそうである。
内容的には、月から来た姫の話で、SF的だ。また、かなで書かれ、女性読者にも人気があったようだ。
古典を逐一厳密に読まなくても、現代語訳や意訳でストーリーを楽しむ方法もあると思う。
2024年4月 第1刷発行
発行所 株式会社ポプラ社
ISBN978-4-591-18100-3
C8093 \4000E