ブレイディ みかこ 著
(Mikako Brady)
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の続編である。
著者は、労働者階級の住人が多い街に住む。
著者の息子は、私立の小学校を卒業後、公立の元・底辺中学に進学した。
息子の学校生活やその友達と家族、そして、自宅周辺の知人たちなど、英国のリアルの姿を描く。
移民や人種差別の問題、中学生から見た大人社会の矛盾など、描かれる。
著者の故郷の九州に住む父と息子の交流も描かれる。
中学生の息子の方が、偏見のない眼で、冷静に社会を見ていると思った。
2021年9月15日 発行
2021年10月10日 2刷
発行所 株式会社新潮社
ISBN978-4-10-352682-7
C0095 \1300E