ピョン・ユジョン 作
(You Jung Byun)
三辺 律子 翻訳
ミリーはどうしてもねむれません。
なんでねむれないのかな。
ねるまえにすることはすべてすませたはず。
おおきなおねむのおおあくびをやっていないことに気がつきました。
あくびをなくしちゃった。
あくびをさがしにでかけました。
ネコやイヌ、ことりにもきいたけどみんなみていない。
ミリーはぼうけんのたびにでます。
気球で、自由の女神、モアイ像、モナリザに、ヨットで、ペンギン、カバ、スフィンクスにもききます。
そして、ロケットで、月のウサギに、あくびをみなかったか、ききました。
でも、だれもみていませんでした。ミリーは、あきらめておうちにかえり、ベッドにもどりました。
ベッドで、出会ったみんなのことをおもいうかべたら、とびきりおおきなあくびをして、すとんとねむりにおちました。
ミリーに聞かれたみんなが、大きなあくびをしているのが面白かった。
ミリーは、最後はぐっすり眠れたようだ。
2021年10月 初版発行
発行所 株式会社絵本塾出版
ISBN978-4-86484-180-1
C8797 \1600E