作 荒井 理也子
まいごでござる（出版社サイト）
こたろうは、道端でしくしく泣いている何かを見つけます。
白くてふさふさしているので、白ふさちゃんと呼ぶことにしました。
白ふさちゃんは、迷子になったようです。
こたろうは、白ふさちゃんを家に連れて帰りました。
父上や母上は、みんなに聞いてみてはどかしら？と言いました。
白くてふさふさしているので、男の子は、筆屋さんに連れて行ってくれました。おかみさん達は、うしみつどきのお墓に行ったらと言います。
お墓のお化けは、仙人の髭に似ていると教えてくれました。仙人は、雷様のくものこだと教えてくれました。
しかし、雷様は、違っていると言って、こたろうと白ふさちゃんを吹き飛ばしました。
そして、ふたりは城のお姫様のところに落ちました。
お城で、こたろうはお侍さんなどに囲まれますが、白ふさちゃんが、飛び出しました。
お姫様の犬のしっぽだったのです。白ふさちゃんはもとに戻ることができました。それからは、立派にしっぽのお役目をはたしました。
少しナンセンスですが、可愛いお話でした。
2024年7月1日 第1刷発行
発行所 BL出版株式会社
ISBN978-4-7764-1139-0
C8793 \1600E