作 柴田 ケイコ
パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち（出版社 サイト）
パンどろぼうシリーズが人気と聞いたので、シリーズの中の1冊を読んでみた。
パンどろぼうが、実はおにぎりぼうやたったと知って驚いた。
おにぎり屋さんを営むおにぎり一家の息子だ。
おにぎり一家は、朝ごはんもおにぎり、さらに、家族全員おにぎりの着ぐるみを着ている。
外に出かけたおにぎり坊やは、カラスに襲われ、坂を転がり落ちる。
そして、旅人のおじさんとぶつかる。びっくりしたおじさんに、おにぎり坊やは、本当はネズミだと正体を明かす。
おじさんからパンをもらったおにぎり坊やは、お父さんに、パン探しの旅に出たいと言う。
最初は、反対したお父さんも、パンの魅力を認め、旅を許してくれる。
おにぎり坊やは、おにぎりの着ぐるみをパンの着ぐるみに着替え、旅に出た。
パンどろぼうがパンどろぼうになる前の物語であった。
ネズミが、おむすびやパンの着ぐるみを着て生活しているところがびっくりのユーモア絵本である。
2022年9月8日 初版発行
2023年8月25日 8版発行
発行所 株式会社KADOKAWA
ISBN978-4-04-112792-6
C8793 \1300E