作 にしだ のぶまさ
絵 nakaban
夕方、公園で遊んでいた子どもたちが家に帰って行きます。
公園のパンダの乗り物も一緒に帰りたいなと思います。
遊びをやめて帰るのだから、家に楽しいことがあるんでしょとパンダは言う。
男の子を乗せたパンダは、ぴょんぴょん飛んで、男の子の家にまで行きます。
男の子は、「ただいまー」と言いました。『ただいま』て何？パンダは聞きます。
男の子は、「じゃあね」と言って、家に入って行きました。パンダは、これだけ？と思います。
男の子は、どうして『ただいま』て言うの？とママに聞きます。
『ただいま』を聞くとうれしいでしょ。パパの『ただいま』が聞こえて、男の子はかけて行きます。
パンダは、急に、公園のみんなの所に帰りたくなりました。みんなパンダのことを待っていました。
パンダは、みんなに、「ただいま」と言いました。みんな。『ただいま』って何？と聞きました。
太い筆で描いた柔らかいタッチの絵本です。『ただいま』の一言の大切さを感じました。
2025年2月20日 第1刷発行
発行所 株式会社 日本標準
ISBN978-4-8208-0764-3
C8793 \1500E