ミロ美術館
Fandacio Joan Miro

ミロ美術館はモンジュイックの丘の一角にある白い建物で、バルセロナ市内も一望できる。
スペインのカタルーニャからは、ジョアン・ミロのほか、パブロ・ピカソ、サルバードル・ダリの20世紀を代表する芸術家が生まれている。ミロは、1893年にバルセロナに生まれ、絵の道を志すが、父親に反対され、一度は経理士として勤めたこともあるそうだ。晩年は、マヨルカ島にアトリエを構え、1983年にその地で没した。
ミロは、カタルーニャの風土性を強く残した作品や、モチーフを単純化し大胆な色使いをした作品など、独自の抽象芸術作品を残している。

	美術館正面 ミロ美術館は、70年代に、ミロの友人ジュゼップ・リュイス・セントが設計した一階建ての建物で、天窓から展示室に光が入る。展示室は、中庭の周りに配置されている。
	ミロのポートレート
	ミロ美術館は、1万点にも及ぶ所蔵品を有する。作品は、絵画のほか、オブジェやタペストリー、版画、ポスター、スケッチ、陶器など多岐にわたる。300点程が展示されているそうだ。 ミロの作品の他、マティスやタピエスといった芸術家による「ミロに捧げるコレクション」も展示されている。 左のタペストリーは、7.5m×5mもの大きさがある。 下左のオブジェは、パリのラ・デファンス地区の彫刻群の模型とのこと。
建物の屋上や敷地内にもミロのオブジェが展示されている。オブジェは、岡本太郎とも似たところがあるが、ミロの方が、シンプル、大胆な色使いのような気がする。 美術館の屋上からは、バルセロナ市内が一望できる。

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