モデルニスモ建築１
Modernismo1

バルセロナでは、1880年から1920年にかけて、モデルニスモと呼ばれる芸術・文化運動が開花した。
ガウディの建築物がその代表であり、華麗で、装飾的な芸術様式である。
建築様式にもっとも顕著に反影されているが、家具や宝石のデザイン、音楽や絵画など広く及んでいるそうである。
建築家では、ガウディの他、ルイス・ドメニク・イ・モンタネールが代表的である。
モンタネールの作品としては、カタルーニア音楽堂が有名であり、世界遺産にも登録されている。

	グラシア通りに面して、モデルニスモの巨匠3人の建築家の独創的な建物が並んでいる。 最も左が、ドメニク・イ・モンタネールのリェオ・モレラ邸、真中が、プッチ・イ・カダファルクのアマトリェ−ル邸、右が、ガウディのバトリョ邸である。
	バトリョ邸（Casa Batllo) 実業家バトリョの依頼で、ガウディが改装。波打ったバルコニーが、ガウディらしい。海をテーマにし、外壁は色ガラスの破片と円形タイルで、覆われている。色鮮やかな建物である。世界遺産に登録されている。
	カザ・ミラ（Casa Mila) 別名ラ・ペドレラ（石切り場）とも呼ばれ、ガウディの傑作の一つである。 繊維業者ペーレ・ミラの依頼によって、1906〜1910年に、ガウディが建てた最後の民間建築である。 世界遺産にも登録された集合住宅である。 写真は、正面からのものである。
	カザ・ミラの内側 吹き抜けになっており、美しい曲線を描く。 当時のスタイルで装飾された住宅の一部が見学できるようになっている。集合住宅とは、言っても、一軒あたりの面積はかなりひろく感じた。
	カザ・ミラの屋上 屋上には、ユニークな煙突が並ぶ。 遠くに、サグラダ・ファミリアを望める。
	カザ・ミラの屋上 白い大理石、煉瓦、ビンのかけら等で、煙突、換気塔は、覆われている。兵士が並んでいるようにも見える。
	エスパイ・ガウディ 建物の最上階（屋根裏）は、ガウディの作品などが展示された博物館になっている。 また、屋根裏は、放射状のアーチを持つ天井を見ることができる。
	バルコニーの手すりは植物のような造型を持つユニークなのもである。

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