R.L.スティーヴンソン 著
大佛 次郎 訳
本書も、「ジキル博士とハイド氏」と同様に、訳者の生誕百年を記念して、復刊されたものだそうである。
宝島は、小学生の頃に読んだ記憶があるが、細かいストーリーは覚えていない。
残された地図をたよりに宝物を見つけるところだけを何となく覚えていた。
新書版で、370ページ以上の分量の本なので、子供向けに抜粋されたものを読んだのかも知れない。
少年が主人公で、地図を手に入れた経緯、船員に化けた海賊たちとの闘いなど、少年向けの冒険小説である。
かつての大海賊が秘密の島に埋めた宝物を主人公が、何度もの窮地を脱して、手に入れる事ができる。
言葉遣いが、古いためか、少し、読みにくいところがあったが、昔の小説の雰囲気を味わうことができた。
1997年2月20日 第1版第1刷発行
発行所 (株)恒文社
ISBN4-7704-0908-7
C0297 \1854E