レモニー・スニケット 著
宇佐川 晶子 訳
今回は、生まれ育った街の近くに住む後見人に引取られる。
今度の後見人は、妻が裕福な投資アドバイザーの夫婦である。
夫婦はマンションのペントハウス(最上階の家)に住み、その家は、部屋が余りにたくさんあり、家の中で迷子になるくらいである。
後見人の妻は、イン(かっこよく魅力的)、アウト(ださい)を第一の価値観に置いている。
また、そのイン、アウトがしょっちゅう変わる。
3姉弟妹が引取られた時は、エレベータがアウトであり、何十階もあるペントハウスへ行く際も使うことはできず階段で行くことになる。
今回の物語では、このエレベータが話の中心にもなる。
遺産を狙う悪党が変装して登場するが、消えてしまう。
前回3姉弟妹の友だちとなり、悪党につれ去られた三つ子を見つけだすが、また、つれ去られてしまう。
2003年7月15日 第1刷発行
発行所 (株)草思社
ISBN 4-7942-1229-1
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