レモニー・スニケット 著
宇佐川 晶子 訳
「世にも不幸なできごと」シリーズ第7巻である。
前巻では、惜しくも友だちの三つ子を助けることができなかった。
本巻では、主人公の３姉弟妹は、村全体が後見人となり、その村に引取られる。
その村は、鳥類(実際はカラス)愛好家の村であり、非常に多くのカラスがいたり、村の長老達が、カラスの帽子をかぶっていたり、奇妙で厳しいルールが定められている。
主人公達は、いつもの通り、色々厳しい状況に追い込まれ、留置場にも入れられる。
また、オラフなどの悪党に狙われるが、危なく逃げる。
一瞬は、三つ子と再会し、一緒に逃げることができそうになるが、最後は、別れ別れになってしまう。
末っ子のサニーは、はいはいしかできなかったが、本巻の最後では、起き上がり、一歩を踏み出すことができた。
2004年5月20日 第1刷発行
発行所 (株)草思社
ISBN4-7942-1309-3
C0098 \1400E