フェリクス・J・パルマ 著
宮崎 真紀 訳
1896年ロンドンから話は始まる。
大富豪の息子アンドリューは、娼婦のメアリーの肖像画を一目見てから虜になってしまう。
しかし、メアリーは、切り裂きジャックに残殺されてしまい、失意の内に、自殺を計ろうとする。
これを止めるため、いとこのチャールズが、折から始まったタイムトラベルツアーで、過去に行って、メアリーを救うことを提案する。
だが、そのツアーは、過去に行けないことが分かり、小説「タイム・マシン」の作者のH・G・ウエルズの力を借りることにした。
一方、上流階級のクレアは、西暦2000年に行くタイムトラベルツアーに参加する。
アンドリューは過去に行って、メアリーを救えるのか？
クレアのツアーはどうなるのか？
本当にタイムトラベルは可能か？
長編の小説で、色々なサイドストーリーを加えながら話は進むが、どうもタイムトラベルは怪しい感じがして来たところで、上巻を読み終えた。
下巻はどうなるのだろうか？
NV1227
2010年10月15日 発行
発行所 (株)早川書房
ISBN978-4-15-041227-2
C0197 \800E