フェリクス・J・パルマ 著
宮崎 真紀 訳
上巻では、未来の世界に興味をもったクレアが、2000年のタイムトラベルに出かける。
クレアは、2000年の世界の人類軍の総司令官と恋に落ちるが、この司令官とクレアがクレアの生きる時代で遭遇する。
実は、ツアーはタイムトラベルではなく、スタジオのようなところで演じられている物であった。
司令官を演じる若者は、クレアがタイムトラベルをしたことを信じ切っており、それを裏切らない様に、苦心する。
クレアとの手紙のやり取りを、HGウエルズに相談する。
ウエルズは、第一章で登場した若者にタイムトラベルを信じさせ、救ったように、クレアもタイムトラベルを信じさせる。
第1章、2章とも、本当にはタイムトラベルしていないことが分かったが、第3章では、未来の武器での殺人や未来のウエルズが登場してくる。
こんどは本当にタイムトラベルが行われるのだろうか？
「タイム・マシン」を記したウエルズが、タイムトラベラーによる犯罪に立ち向かう。
未来をかえることになるのだろうか？
NV1228
2010年10月15日 発行
発行所 (株)早川書房
ISBN978-4-15-041228-9
C0197 \800E