アンソニー・ホロビィッツ 著
山田 蘭 訳
『カササギ殺人事件』の続編である。
『カササギ殺人事件』と同じように、ストーリー中に、名探偵アティカス・ピュントを主人公とするミステリー小説（『愚行の代償』）が描かれる形になっている。
『愚行の代償』の担当編集者が主人公である。主人公のところに、ホテルオーナーが訪ねてくる。
『愚行の代償』は、そのホテルで、8年前に起きた殺人事件をモチーフにしていた。
『愚行の代償』を読んだホテルオーナーの娘が、事件の真相を見つけたと連絡してきた後、失踪したという。
著者のことや作品のことを知る主人公に、事件の真相の調査を依頼する。
上巻では、主人公が、殺人事件や著者の関係者に話を聴き、『愚行の代償』を読み直し始める。
2021年9月10日 初版発行
発行所 (株)東京創元社
ISBN978-4-488-26511-3
C0197 \1600E