レモニー・スニケット 著
宇佐川 晶子 訳
「世にも不幸なできごと」シリーズ第12巻である。
シリーズも残り2巻と言うことで、ボランティアと悪者たちが、一ケ所のホテルに集まって来る。
木曜日に全ての真実が分かるイベントがあるらしい。
集まってきた人達の誰が良い人で誰が悪い人かは、分からない。
3姉弟妹は、コンシェルジュとなって、集まって来ている人々が良い人か悪い人かの見極めをしようとする。
味方となるはずのホテルの支配人も双子で、片方が良い方、片方が悪い方であるようであるが、見極めが付かない。
いつもの悪党オラフが登場してきて、また事態が悪い方に行く。
前巻で見つからなかった砂糖壺をめぐって死者も出てしまう。
最後は、3姉弟妹とオラフがこれまでの色々の事件に関して裁判に掛けられるが、この裁判自体もオラフが仕組んだものらしい。
3姉弟妹がオラフから逃げるためにとった行動は？事態は、更に展開して行くようだ。
2007年8月10日 第1刷発行
発行所 (株)草思社
ISBN978-4-7942-1623-6
C0098 \1500E